
最近、NFTが盛り上がっているみたいだけど、何がすごいの?



NFTは、世界の仕組みを大きく変えたんだ!
そのおもしろさを解説していくね。
2022年になり、ようやく日本でもNFTがもりあがってきました。本記事では、
✅NFTが画期的な理由
✅NFTでどんなことができるのか
✅NFTが広がることで変化する世界
このような疑問にお答えします。
NFTは、間違いなく広がっていくでしょう。それに伴い、世界のシステムも大きく変わっていきます。そんな世界の変化を楽しむためにも、本記事を読んで少しだけNFTへの感度をあげておきましょう。
✅NFTが画期的な理由
NFTというのは、Non-Fungible Tokenの略であり、「代替不可能なトークン」という意味なのです。



代替不能ってのは、ニセモノができないってことだね!
例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作。「モナ・リザ」を例に考えてみましょう。
言うまでもなくダヴィンチが描いた「モナ・リザ」はこの世に1点しかありません。しかし、「モナ・リザ」は、「世界でもっとも描かれた作品」と言われているくらい、多くの画家に模写されてきました。
ということは、「モナ・リザっぽい絵」というのは、この世界に星の数ほどあるということですよね。
中には、めちゃくちゃ「本物のモナ・リザに近い絵」というものもあるでしょう。しかし、その「めちゃくちゃモナ・リザっぽい絵」を「本物だ!」と認められることはありません。
その理由は、当然ですが、本物が認定されているからです。
NFTというのは、この「本物だ!」という証明をありとあらゆるデジタルデータに行うことができる画期的な仕組みなのです。



ニセモノが出てきても、調べればどれが本物なのか確かめられるんだね!
この「本物だということを確実に証明することができる技術」を使うことによって、イラストや写真だけでなく、会員権やお金などなど、身の回りのありとあらゆるものを管理する人がいらなくなるのではないかと注目されているのです。
✅NFTでどんなことができるのか
「本物であることを証明することができる」ことは触れましたが、NFTの技術を応用することにより、ぼくたちの生活を根底から覆すような変化が起きる可能性すらあるのです。
もちろん、まだまだ実装されるのには時間がかかりますし、可能性として用途が広がっていくことも考えられます。
様々な利用方法が考えられていますが、例えば、
・NFTを持っている人だけが利用できるサービス
・NFTを持っていることでの理念の共有
・NFTを持つことで社会貢献
などなど、実際に動きだしています。
これだけでは、かなり抽象的ですので、より具体的な事例で見ていきましょう。
NFTを持っている人だけが利用できるサービス
イメージしやすいのは、「会員権」のようなもの。
例えば、「ビジネスクラスの人だけが利用できるラウンジ」や「JAFの会員だから受けれられる割引サービス」というのがありますよね。
このように、「NFTを持っている人だけが受けられるサービス」というのが存在します。
・NFTを持っている人しか使えないアプリ
・NFTを持っている人しか遊べないゲーム
・NFTを提示することで割り引かれるお店
などなど、サービスは拡大を続けています。
これまで、各店舗のスタンプカードや会員権を持ち歩いていましたが、これからの未来は、「NFTを提示して情報を書き込んでもらう」というのが主流になっていくのでしょう。
NFTを持っていることでの理念の共有
理念の共有というとなんだか仰仰しい感じがしますが、実は、ここがおもしろい。
たくさんの優待サービスが拡充しているとはいえ、まだまだ持っていても実質的なメリットが少ないというのも事実。そんなNFTをなぜ購入する人が後を絶たないのかというと、
「そのNFTプロジェクトの理念に共感しているから。」
という理由はとても大きいのです。
まだまだ一般的には知られていないNFTですが、その可能性に魅せられた多くのクリエイターたちが、自分のコレクションを販売し始めました。
しかし、販売すれば売れるかといえばそうでもない。
じゃあ、購入者は何を重要視しているのかということが気になるところ。
もちろん、イラストの好みやクリエイターのファンであるということは購入を決める大きな要因でしょう。しかし、それと同じくらい大切な購入理由は、「クリエイターの理念に共感し、プロジェクトを応援したい!」という気持ちなのです。
例えば、NEO TOKYO PUNKSというコレクションは、「2050年の東京において、権力者や富裕層に支配された『ブレインバース』と呼ばれる仮想空間から、かつての東京を取り戻す」という物語を背景につくられています。
2222体のキャラクターは、同じものがありません。また、「所属チーム」や「拠点」等、細かい設定があり、これからどのように展開していくのか楽しみになる工夫がほどこされています。
もちろん、「売上金を保護ネコ活動へ寄付する」というような目的をもって作られたコレクションもあり、購入者は、「理念に共感した応援消費」であることがNFTのおもしろさなのです。
NFTを持つことでの社会貢献
「応援消費」の意味合いが強いNFTですが、その価値をつきつめていくと、「自分がどのような価値観をもって社会に貢献していきたいのか」という「自分自身の生き方」につながってくると言っても過言ではないでしょう。
先ほど、例にあげた「保護ネコ活動」についても、その「理念」に共感してNFTを購入したという事実は、「私は、保護ネコを助けていきたいと思っている」という生き方の証明であり、実際にお金を寄付していることと同じ意味なのです。
さらに、NFTが優れているのは、「理念をシェアできる」ということ。
例えば、「保護ネコNFT」を持っていることで、別の見ず知らずの人と理念を共有することができるでしょう。
ネットの世界でたまたま出会った人のアイコンが「保護ネコNFT」だった場合、まったく知らない人であっても、「保護ネコを助けたいと思っている」という価値観の共有ができてしまうのです。
大げさではなく、NFTは、現代社会を生きていく上で、自分の価値観を表現する1つのツールとなるでしょう。
これまでは、深くかかわらないと分からなかった他者の価値観を視覚化し、よりコミュニティーづくりが容易になり、価値観を共有できる世界がすぐそこに迫っているのです。
✅NFTが広がることで変化する世界
ここまでお読みいただいたのであれば、NFTが「個人情報保護」に向いていることは納得いただけると思います。
ぼくたち人間も、同じ人は一人もいない一点もの。
ということは、「個人情報の扱い」とNFTというのは、めちゃくちゃ相性がいいのです。具体的に、
・個人情報の証明
・財産の保証
・人間としての履歴
のような情報の記録・保存に最適です。
例えば、「個人情報」。生年月日から本籍地、現住所等、必要な情報を全て書き込むことで、不正に扱われることなく安全に管理することができます。
財産も同じ。日常生活で考えると、最近は電子マネーが普及していますが、その強固版とでもいいましょうか。お金の管理等もNFTの技術があれば簡単にできてしまいます。


さらに、大げさなことをいうと、引っ越す度に役所に届けていた煩雑な手続きをNFTの技術を使うことで、一括管理できてしまいます。
頻繁に引っ越しをする人にとってみれば、大変ありがたいですよね。
しかも、過去のデータは絶対に書き換えられないので、引っ越し歴もずっと残っている。
ということは、引っ越しだけでなく、人生において大切な出来事もデータとして書き込んでおくことで、いつでも確認することができるのです。
数年後に・・・。ということは想像できませんが、この技術を使うことで、現代の煩わしい手続きが短縮されることを考えると、一刻も早く実現してほしいものです。
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